高分子営業本部 接着剤営業部 トーヨーケム株式会社

A. U.(入社9年目)

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人とつながり、人に学んで事業の未来を拓いていきたい

製品カスタマイズから海外拠点支援まで手がける。

入社して以来、一貫して粘着剤の営業を担当しています。粘着剤は昔からシール・ラベルなど様々な用途に使われていますが、近年ではスマートフォンなどにも使われる最先端の光学フィルムといったエレクトロニクス製品においても欠かせない存在となっています。私の役割は、粘着剤を用いた機械加工を行うメーカーに、それぞれのニーズに合わせた製品を提案すること。当社は一般製品から工業製品まで幅広く扱っており、製品数は100種類以上におよび、さらにお客様の求める機能に合わせたカスタマイズも行います。また、グローバル展開をされているお客様も多く、海外拠点のフォローも重要な業務になってきています。例えば、国内拠点ですでに使用されている製品をご紹介したり、新しい商材や使い方をご提案するために現地に伺ったりしながら、各国のニーズを掴みつつ、海外展開の支援を行います。お客様に当社の製品を選んでいただくためには、品質だけでなくこうしたサポートを通してお客様の営業活動を支援していくことや、製造現場と連携しながらスムーズに製品をお届けする体制を改善していくことで、お客様との信頼関係を深めていくことが何よりも大切。自ら考え工夫していくことにやりがいを感じています。

思い切った社内変革で、想像以上の評価をいただく。

粘着剤は価格差が少なく、製品の差別化が難しい商材です。その中で真のビジネスパートナーとして選ばれるためには、お客様の現在の動向のみならず、将来的な戦略もいち早く把握することが大切です。当社の研究部門と連携しながら、適切なタイミングで必要な製品を提案するように心がけています。そのような中で、担当していた大手のお客様からある海外向け製品で大きなお取引をいただくことができました。そこでは、非常に規模の大きな生産体制を構築しなくてはならなかったため、思い切って社内の供給体制を根本から変えることに挑戦しました。既存のやり方を変えていくには大きな壁があるものですが、お客様から何が求められていて、こんな身近な製品で社会に大きな影響を与えられるといったことを粘り強く説明し、社内関係者の理解を得るように努めた結果、協力体制を得られ、無事にお客様の求める供給体制を整えることができました。このチャレンジは社内でも高い評価をいただくことができました。お客様のニーズに応えていくためには、社内で一丸となって、各現場の抱える課題に共に向き合って解決していく必要がある。コミュニケーションを密にする大切さを再確認できた経験でした。

懐に飛び込み、自らを磨く。そこから未来が見えてくる。

私自身は文系出身ということもあり、製造技術について最初は分からないことも多かったですが、もともと相手の懐へ飛び込んでいろいろ学びたいという気持ちが強いため、お客様の作られている製品に興味を持って、あれこれと質問をしています。ある工場では、工場長も兼任されている社長に娘のように接していただき、お取引に加えて技術などの専門知識まで教えていただける関係になり、非常に思い入れの深い経験となりました。このように様々な人との出会いや現場での経験を通して、海外も含めて多くの情報を集め、技術的な知見も深めていくことが今の目標です。そして、ゆくゆくは当社の新しい柱となるような事業の開拓に取り組みたい。少し大きな夢ですが、そんな未来を描いています。