東洋インキグループの経営理念体系
経営哲学・経営理念・行動指針の三部からなる「東洋インキグループ経営理念体系」は、1993年4月に制定されました。人々の生活や文化を支え、より豊かな未来のために貢献することを私たちの存在意義としています。その上で企業として持続的な成長を続けていくための、目指していくべき方向やどのような行動をするべきかを定めており、これは時代を超えて不変のものです。これらの精神を軸に、より高い品質を目指し、新たな価値を創造していくことが私たちの企業活動そのものです。
経営哲学
人間尊重の経営
経営理念
私たち東洋インキグループは、
世界にひろがる生活文化創造企業を目指します。
世界の人びとの豊かさと文化に貢献します。
新しい時代の生活の価値を創造します。
先端の技術と品質を提供します。
行動指針
顧客の信頼と満足を高める知恵を提供しよう。
多様な個の夢の実現を尊重しよう。
地球や社会と共生し、よき市民として活動しよう。
株主権を尊重し、株主価値の向上に努め市場の評価を高めよう。
長期構想
これから先の10年に向けて、東洋インキグループが見据えるもの
経営理念体系を10年ごとの時代に応じて読み替えたものが「長期構想」です。そして2018年1月からスタートした長期構想が、“Scientific Innovation Chain 2027 (SIC27)”です。地球温暖化や人口増・格差増大による社会の歪み、地政学的緊張の高まりといった様々な変化により、生命や生活文化、地球環境の持続可能性が危ぶまれていく中で、モノづくり企業として私たちはこれから何をしていくべきなのかを紐解き、長期的なビジョンとして定めています。私たちの日々の企業活動や年度ごとの経営計画、3年ごとの中期経営計画は全て長期構想に基づいています。長期構想を掲げ、目指すべき姿をグループ社員全員で共有することにより、持続的に成長することのできる企業を目指しています。
SIC27で実現したい未来“For a Vibrant World”
“vibrant”とは「いきいきとした」という意味。“For a Vibrant World”は、全ての生活者・生命・地球環境がいきいきと共生する世界の実現に向けて、私たちが提供する価値を端的に表現したものです。これまでの120年間、私たちは様々な製品を通じて人々の生活や文化に「彩り」という価値を提供してきました。長期構想SIC27では、世界中において人々だけでなく生命や地球環境を彩る価値も提供していくことで、あらゆるステークホルダーがいきいきと「共生」する、持続可能な世界の実現に貢献していきます。
その実現のためにどう行動するか“Scientific Innovation Chain”
“For a Vibrant World”の実現に向けた、長期構想SIC27における企業活動コンセプトが“Scientific Innovation Chain”です。私たちが持続可能な世界の実現に貢献していくためには、私たち自身も持続的に成長していくことが必要です。そのため、私たちは革新的な発想と科学的な実行を通じて全ての企業活動におけるイノベーションを起こしていくとともに、そうした活動を連鎖させていくことで、私たち自身を持続的に成長できる企業体質へと変革していくことを目指します。