色材・機能材関連事業

世界における色材のリーディングカンパニーである東洋インキグループにとって、有機顔料の合成技術は原点の一つです。
またインキや塗料の製造で蓄積されたナノレベルの分散技術は、着色するという用途を大きく越え、液晶ディスプレイ用カラーフィルタやカーボンナノチューブなどにも展開されています。

顔料・顔料分散体

有機顔料は、各種印刷インキ、塗料、プラスチックの着色だけでなく、化粧品、カラーコピー用トナー、インクジェットプリンタ用インキなど、色彩を必要とするさまざまな用途に用いられています。
用途に合わせた色相と分散性に加えて、製品化工程および製品用途に応じた耐候性、耐熱性、安全性などの豊富なバリエーションで、彩り鮮やかなライフスタイルをサポートいたします。

主な用途

  • 印刷インキ
  • 自動車用外装塗料
  • プラスチック用着色剤

機能性分散体

機能性材料とは、光学、電気伝導性、熱伝導性などの物理的・化学的な性質をもち、さまざまな機能を発現させる材料のことで、私たちの身の回りにある多くの製品に使用されています。
一般的に、機能性材料は、構造物の表面や界面に塗ったり、混ぜ込んで分散させたりすることで、その機能を発揮します。より軽く、より薄く、より高機能な製品への進化を実現するためには、高度な分散技術が欠かせません。

主な用途

  • 二次電池

リチウムイオン電池用カーボン分散体

リチウムイオン電池の正極材は、活物質、導電性カーボン、バインダーから成ります。東洋インキグループが開発したリオアキュム® ワンショットワニス®は、導電性カーボンとバインダーを最適な状態に分散した機能性分散体です。
従来製法よりもカーボン粒子の凝集が少なく均質な電極膜を形成することができ、高品位で安定した電池電極の製造が可能となります。

カラーフィルタ色材

薄型テレビやパソコン、スマートフォンなどに使用されているカラーフィルタは、FPD(フラットパネルディスプレイ)の色再現の要となる構成部品です。近年では液晶だけでなく、電子ペーパーや有機ELなど、様々なパネルアプリケーションに用いられています。
高機能顔料から最終的なカラーレジスト(レジストインキ)までを自社で一貫して開発・生産できる強みを活かし、カラーディスプレイのさらなる高機能化や性能向上に貢献しています。

主な用途

  • フラットパネルディスプレイ
  • イメージセンサー

イメージセンサーへの用途展開

イメージセンサーは、カメラレンズから入った光の明暗を電気信号に変換する半導体です。カメラの小型化、高性能化にともない、イメージセンサーに使用されるカラーフィルタも、より小型で、高解像度のものが求められています。
ナノ分散技術により小型化に貢献するとともに、可視光以外のさまざまな波長の光をセンシングできる色材をつくることで、車載カメラのナイトビジョンなど特殊な用途のセンサーにも応用展開していきます。

プラスチック用着色剤

私たちの身の回りにある様々なプラスチック製品に色や機能を加えるのが着色剤です。美しい「装飾」によって高級感や重厚感を演出するだけでなく、目的に応じて色を分けることで「識別」に役立てたり、紫外線を遮断して中身の劣化を防ぐ「内容物の保護」のためにも色が効果的に使われています。
さらに独自の配合技術や分散技術により、導電性や熱伝導性などの機能を付加する製品もご提供しています。

主な用途

  • パッケージ
  • 自動車
  • OA機器・電化製品