重要課題5信頼を支える堅実な企業基盤を築く

基本的な考え方と方針

激甚化する気象災害や感染症の世界的な蔓延など、新しいリスクが次々と顕在化する中で、グループを取り巻く経営環境の変化や多様化するリスクに適応し、経営資源の損失を回避もしくは最小化することが重要です。その観点から、製品の安定供給を支えるBCMの進化、リスク感知力の向上や海外コンプライアンス体制の整備などリスクマネジメントの強化を推進し、企業価値の向上に努めます。また、経営の透明性を確保し、適正なガバナンス体制の整備・構築を進めていきます。

重要課題の実行項目と関連するSDGsの目標・ターゲット

実行項目 関連するSDGs の目標・ターゲット
コンプライアンスの徹底

10.3 コンプライアンスの徹底を推進し、法令を順守して適切に行動します。

16.5 国内外において、汚職や贈賄を行いません。

腐敗・汚職の撲滅
確実なリスクマネジメント、災害対応の推進
適時・適切かつ積極的な情報開示とステークホルダー・コミュニケーションの強化
事業を通じた地域社会発展への貢献
地域が抱える課題解決への貢献

推進体制

東洋インキグループは、グループ戦略機能の強化、スピード経営の推進、グループ全体最適と各事業最適のバランスを通じてグループ全体の企業価値向上を図るため、「コーポレート・ガバナンス基本方針」に沿って適正なコーポレート・ガバナンスの構築に努めています。
監査等委員会設置会社の体制を選択することで、監査等委員が取締役会における議決権を持ち、経営の公正性・透明性を高めるとともに、取締役会の監督機能を強化しています。また、執行役員制度(任期1年)を採用することで、経営監督機能と業務執行機能の役割分担を明確にし、意思決定の迅速化と業務執行に対する監督機能を強化しています。
一方、中核事業会社であるトーヨーカラー(株)、トーヨーケム(株)、東洋インキ(株)の各社において、持株会社の取締役が出席する事業会社の経営会議を定期的に開催し、経営方針・戦略の共有と執行課題・業績の討議を行っています。

コーポレート・ガバナンス体制(2022年度)
図:株主総会/持株会社/取締役会/社内取締役5名 社外取締役6名(うち女性2名)/監査等委員会/社内取締役1名 社外取締役3名(うち女性1名)/会計監査人/代表取締役/グループ経営会議 ※2022年3月の執行体制変更に伴い、「グループ経営執行会議」より改称/執行役員/24名(うち女性0名)/グループ監査室/サステナビリティ委員会/ESG推進部会/コンプライアンス部会/リスクマネジメント部会/コンプライアンスオフィス(社内外通報窓口)/社外弁護士/指名・報酬に関する諮問委員会/グループ会社/選任/解任/提案/報告/意見陳述/答申/助言/諮問/選定/監督/監査/連携/指示/統制/管理
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