重要課題2革新的技術を通じて環境と共生する







基本的な考え方と方針
持続的な成長のためには、長期的な視野での取り組みが必要であるとの考えから、サステナビリティ戦略の核となるサステナビリティビジョン「TSV2050/2030」を策定し、中期経営計画「SIC-Ⅱ」での中で宣言した「2050年におけるカーボンニュートラル達成」に向けた取り組みの方向性をグループで共有しました。グローバルな社会課題である気候変動問題の解決に取り組むとともに、環境負荷を低減する環境調和型製品(サステナビリティ貢献製品)の開発・拡大に注力していきます。


重要課題の実行項目と関連するSDGsの目標・ターゲット
実行項目 | 関連するSDGsの目標・ターゲット |
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環境負荷を低減する革新的な技術・製品・サービスの開発と普及 |
3.9 有害化学物質の管理や土壌、地下水汚染への対策を行い、生活者の健康への影響を低減させます。 6.3 化学物質の排出削減、水の再利用、適切な水処理により水質の改善に寄与します。 6.4 水使用量の削減、利用効率の改善により、水の有効利用を推進します。 6.6 工場排水の環境への影響の低減を図ることで、水に関連する生態系の保護を行います。 7.2 太陽光発電施設などの導入により、使用するエネルギーにおける再生可能エネルギーの割合を拡大します。 7.3 エネルギー効率の良い機器への更新やコージェネレーションシステムの導入などにより、生産におけるエネルギー効率の改善を図ります。 12.2 バイオマス原料を使用した製品開発を推進し、天然資源の有効利用を図ります。 12.4 LCA(ライフサイクルアセスメント)を活用して製品のライフサイクルでの環境負荷を定量化し、削減を図ります。 12.5 3Rを推進し、廃棄物の排出量を削減します。 13.1 省エネ活動の継続、省エネ投資、生産革新などによりCO2排出量を削減し、気候変動の緩和を図ります。 15.1 社有林や河川の生態系調査を継続し、事業活動の陸域生態系と内陸淡水域生態系への影響の確認と保全活動を推進します。 15.2 FSC認証紙の使用推進、カーボンオフセットにおける森林吸収クレジットの使用などにより、森林の持続的な管理を推進します。 |
気候変動問題の解決や対応に向けた取り組み | |
化学物質の適切な管理 | |
環境マネジメントの堅実な推進 |
推進体制
これまでのCSR統括委員会を「サステナビリティ委員会」に改称・改組し、その下に新設した「ESG推進部会」が気候変動対応やTCFD提言に基づく情報開示などを推進しています。また、東洋インキSCホールディングス(株)生産・物流本部が専任組織としてグループ全体の安全、環境、品質保証、SCM、化学物質管理、貿易管理を統括し、中核事業会社が主体となって国内外のグループ会社の環境管理を推進しています。
