サステナビリティマネジメント

基本的な考え方

経営の根幹となる東洋インキグループの理念は、経営哲学を頂点に経営理念、行動指針が配置され、社員一人ひとりが実践すべき企業活動の行動規範となっています。東洋インキグループは、理念とCSR憲章・CSR行動指針を考え方や行動の指標とし、事業を通じた社会課題の解決と持続可能(サステナブル)な社会の実現を目指しています。
2022年1月、社会の変化に柔軟に対応し、中長期的な視点で企業活動を進めるため、サステナビリティビジョン「TSV2050/2030」を策定しました。
中期経営計画「SIC-Ⅱ」で経営戦略を実践し、重要課題(マテリアリティ)とその先にあるTSV2050/2030を着実に実行することによって、サステナブル経営を推進していきます。

サステナビリティビジョン「TSV2050/2030」

1. 持続可能な社会を実現させる製品・サービスの提供
2. モノづくりでの環境負荷低減
3. 信頼される企業基盤の構築

推進体制

2022年1月、東洋インキグループ全体のサステナビリティ活動の強化を目的に、これまでのCSR統括委員会を「サステナビリティ委員会」に改称・改組し、その下に「ESG推進部会」を新設しました。サステナビリティ委員会は、代表取締役社長 グループCEOを通じて取締役会の監督下に置かれています。サステナビリティ担当役員を委員長として、全社のサステナビリティに関わる活動の計画の策定、推進、評価およびフォローを実施し、グループ経営会議などを通じて経営層へ報告を行います。ESG推進部会は、東洋インキSCホールディングス(株)グループ広報室とグループ経営部を事務局とし、TSV2050/2030に基づくサステナビリティ活動の推進と、気候変動対応やTCFD提言に基づく情報開示・発信をミッションとしています。
サステナビリティ委員会の中に配置されている「ESG推進部会」「コンプライアンス部会」「リスクマネジメント部会」の3部会と、国内グループ各社の管理部門が中心となって、それぞれの視点で海外を含む東洋インキグループ全体のサステナビリティ活動の下支えを行っており、グローバルでの活動の推進を図っています。
2021年度は、9月に全社会議である「CSR会議」を開催し、グループの活動の進捗報告や活動方針の共有を図りました。

サステナビリティ推進体制(2022年度)
図:取締役会/監督/報告・提案/代表取締役社長 グループCEO/グループ経営会議/監督/報告/サステナビリティ委員会/委員長:サステナビリティ担当役員/事務局:グループ広報室、生産・物流本部/全社のサステナビリティに関するあらゆる活動における計画策定・推進・評価・フォローの実施(経営層への報告)/サステナビリティ会議(全社会議)の開催とサステナビリティ活動の報告および方針の共有/ESG推進部会/事務局:グループ広報室、グループ経営部/TSV2050/2030に基づく全社サステナビリティ活動の推進/気候変動対応に関する実務および推進/TCFD提言に基づく情報開示など、社内外への発信/コンプライアンス部会/事務局:グループ法務部/経営に関する法令遵守と企業倫理確立の推進/全社コンプライアンス活動の企画・推進、社内外への発信/リスクマネジメント部会/事務局:グループ総務部/全社リスクマネジメント活動の推進/リスク発生の未然防止とリスク被害の軽減策の推進