社長メッセージ

平素は格別のご支援を賜り、厚く御礼申しあげます。
新型コロナウイルス感染症がいまだ猛威を振るっている状況ではございますが、Withコロナの時代を見据え、新常態に役立つ提案を構想し新事業への挑戦に取り組んでいます。
東洋インキグループでは中期経営計画“SIC-II”において3つの方針を打ち立て実施しておりますが、「事業の収益力強化」の方針の中で、高付加価値製品群を強化しています。「重点開発領域の創出と拡大」については環境調和型製品に注力し売上が伸長しています。さらに「持続的成長に向けた経営資源の価値向上」については加速するデジタル化が新たに生み出す新市場に対して製品やサービスを提供し、新たなビジネスモデルを作ってまいります。
2021年度における世界経済は、新型コロナウイルス感染症による厳しい状況が徐々に緩和されてきたものの、変異株の影響もあり、先行きが依然として不透明な状況が続きました。また、当企業グループの事業環境におきましては、原材料の供給面での制約や価格高騰の継続により企業活動に大きな影響がありました。
このような状況のなかで東洋インキグループは、これらに対応するとともに、前述の3つの方針の実現に着実に取り組んでまいりました。
この結果、当連結会計年度の売上高は増収となりましたうえ、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益はそれぞれ増益になりました。
なお、当社は本年3月23日開催の第184回定時株主総会において株主のみなさまのご承認を得て、監査役会設置会社から監査等委員会設置会社へ移行いたしました。
経営の公正性・透明性を高め、取締役の監督機能を強化し、前述の3つの方針の実現を一層推し進めてまいります。
今後とも末永くご支援、ご佃撻を賜りますよう、よろしくお願い申しあげます。
2022年3月
代表取締役社長