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2017年

次世代のKaleido®ソリューション「Kaleido Plus® 2.0」をリリース
〜4色プロセス印刷プラスアルファでさらに鮮やかな印刷色表現を実現

2017年9月1日 発表
2017年9月1日 掲載
東洋インキ株式会社

東洋インキ株式会社(代表取締役社長 山﨑 克己、東京都中央区)は、プロセス印刷で鮮やかな色表現を追求する印刷カラーマネジメントソリューション「Kaleido®」の次世代タイプとして昨年発表した「Kaleido Plus® 2.0」を正式にリリース、2017年9月1日より販売開始いたします。

Kaleido Plus® 2.0とは(2つの特長)

特長1:従来Kaleido®と比べて色表現範囲が最大120%拡大

Kaleido Plus® 2.0では、従来Kaleido®のCMYKに、Kaleidoシリーズとしては初のオレンジとグリーンのインキを加えた合計6色で構成されています。印刷現場におけるこの6色の組み合わせ方には、

  1. 4色印刷:CMY+オレンジ
  2. 4色印刷:CMY+グリーン
  3. 5色印刷:CMY+オレンジ+グリーン
  4. 5色印刷:CMYK+オレンジ
  5. 5色印刷:CMYK+グリーン
  6. 6色印刷:CMYK+オレンジ+グリーン

の6通りがあります。どのパターンでもKaleido Plus 2.0の特長である「従来Kaleidoを超える鮮やかな色表現」を享受できます。また、ユーザーが、印刷原稿の内容(画像の色彩傾向、無彩色部分の有無など)や使用する印刷機など、お客様のニーズに応じて自在に選択できるよう、各パターンに応じた専用プロファイルを開発しました。このオレンジとグリーンのラインナップにより、従来Kaleidoと比較して約120%の色表現範囲拡大を達成します(パターン③⑥の場合)。

Kaleido Plus® 2.0による色表現領域の拡大(従来Kaleido®との色空間比較;CIE a*b*平面)
Figure; If you click here, you can download the original image file (396x440px).
①④ CMY(K)+オレンジ
Figure; If you click here, you can download the original image file (419x450px).
②⑤ CMY(K)+グリーン
Figure; If you click here, you can download the original image file (400x450px).
③⑥ CMY(K)+オレンジ+グリーン

※グラデーション図形:従来Kaleido,グリッド図形:Kaleido Plus 2.0

Kaleido Plus® 2.0による色表現領域の拡大(CGイラスト画像;©2017 Hirotsugu Naito)
Figure; If you click here, you can download the original image file (758x1025px).
Japan Color(CMYK)
Figure; If you click here, you can download the original image file (755x1023px).
Kaleido Plus 2.0(CMYK+オレンジ+グリーン)

※色彩の相違の度合いをご覧いただくためのものであり、実際の印刷表現色とは異なります。

特長2:“K(墨)版不要”により4色印刷機でも高彩度印刷を実現

もう一つの特長は、パターン①②③にあるように「K版を外して代わりにオレンジ版・グリーン版を入れることで、少ない版数で印刷できる」組み合わせを用意したことです。これは、4色印刷機でも従来Kaleido以上の高彩度な印刷色表現を実現するためのソリューション(解決策)となります。

Kaleido Plus® 2.0への移行に伴うサポート体制について

従来Kaleido®については、インキおよびプロファイルの供給、ユーザーサポートなどはともに継続されます。
一方、今般のKaleido Plus® 2.0の正式リリースに伴い、「Kaleido Plus認証制度」を開始し、デザインと印刷のスムーズな連携をサポートいたします。Kaleido Plus認証制度では、従来Kaleidoの認証制度と同様に、印刷およびプルーフによる認証方式を採用させていただきます。
これまで供給してきた「Kaleido GCR/Vivid/SuperVivid」は、Kaleido Plus 2.0に機能包含されることになりますので、当該のプロファイルについては供給終了を予定しております。対して、Kaleido Plus 2.0専用プロファイルの供給については現在準備中であり、引き続き弊社ウェブサイトを通じてご案内させていただきますので暫時お待ちください。なお、Kaleido Plus 2.0製品および価格等に関するお問い合わせは、下記問い合わせ窓口もしくは弊社営業までご連絡ください。

東洋インキのカラーマネジメントソリューションについて

東洋インキのカラーマネジメントソリューションは、1997年に発表された、ニューラルネットワークを用いた独自のカラーマネジメントソフトウェア「T-Color™(ティーカラー)」にはじまります。それ以前、多様な出力デバイスで正確に色再現するための画像色変換は、デバイスごとに膨大な量のカラーチャートを測色し、ルックアップテーブル(LUT)データとして抱えなければなりませんでしたが、T-Colorはニューラルネットワークの学習機能により、これを簡易なカラーチャート測色だけで実現しました。この技術は、後にカラーユニバーサルデザイン支援ツール「UDing™(ユーディング)」にも継承され、東洋インキのカラーマネジメントソリューションのコアテクノロジーの一つとなっています。
また、東洋インキのカラーマネジメントへのアプローチは、画像色変換だけでなく色材である印刷インキにも向けられました。2005年、Adobe® RGBの色再現領域に迫る広演色プロセスインキ「Kaleido®(カレイド)」シリーズを発売し、Japan Color®プロセス4色印刷では再現できない鮮やかな印刷を実現しました。現在では、さまざまな印刷方式向けのKaleidoシリーズインキ製品がラインナップされており、印刷会社様をはじめ、ブランドオーナーやデザイナーの方々にも高く評価されております。

Kaleido®からKaleido Plus® 2.0へ

Kaleido®は、東洋インキが独自開発した特許技術に基づく広演色印刷向けカラーマネジメントソリューションです。
元来プロセス印刷は、CMYK(シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック)の4色のインキを用いてさまざまな色を表現します。しかし、その色表現の範囲は、CMYK+白(紙の色)を合わせた5色を頂点とする色彩値的な空間内に制限されており、肉眼が知覚できるすべての色を表現できるわけではありません。また、印刷における色表現は加法混色であるため、各インキの原色が最も鮮やか(=彩度が高い)であり、それらが混ざった中間色では必ず色が濁って(=彩度が低くなる)しまいます。
デジタルカメラの高性能化と撮像素子の進化、そして色表現範囲の広いAdobe® RGB規格の登場により、高精彩な写真画像が商業デザインの分野で多く用いられるようになりました。ところが、これらの画像の鮮やかさは、通常の4色プロセス印刷では表現しきれず、そのような場合には、オレンジ・グリーン・バイオレットなどの中間色インキを加えた多色(5~7色)印刷という手法が用いられました。多色印刷は、鮮やかな印刷表現が実現できる一方で、版数の増加が印刷コストに直接影響し、また、多色印刷のための色変換(画像のRGB値を刷版のパーセント値に変換すること)に高度なオペレーション技術を必要とします。
そこで2005年、東洋インキは、Japan Color®(ISO12647-2)対応インキの色相から意図的に逸脱した、彩度の高い広演色®プロセスインキ「Kaleidoシリーズ」を開発しました。これは、各インキの原色の彩度を高めることで、色表現範囲を拡張しようというコンセプトでした。4色プロセス印刷でありながらAdobe® RGBに迫る色表現範囲を持ち、かつ、ニューラルネットワーク技術を応用して作成された専用プロファイルを用いることで色変換工程を簡素化・スキルレス化しています。これまで多色印刷に頼らざるを得なかった鮮やかな画像印刷を実現するソリューションとして、色にこだわりを持つユーザーから絶大な評価を受け、以来順調に採用事例を増やしてまいりました。
昨今のデザインの世界においては、PCや携帯端末で閲覧するためのコンピュータグラフィックスやデジタルデザインをゼロから制作する潮流が増加しており、現実を超えるレベルのビビッドな色表現が求められています。東洋インキは、このような超高彩度の色表現を印刷で実現するニーズに応えるべく、これまでのKaleidoソリューションに“4色プロセス印刷プラスアルファでさらに鮮やかな印刷色表現を実現する”という新たなコンセプトを掲げ、2016年10月にKaleidoソリューションの次世代タイプ「Kaleido Plus® 2.0」を発表、2017年9月より販売を開始いたします。

東洋インキ株式会社について

東洋インキ株式会社は、東洋インキグループの中核事業会社の一つとして、「パッケージ関連」および「印刷・情報関連」事業を担い、埼玉県川越市に生産拠点を有し、独創的な製品・サービスで市場をリードする企業です。
創業以来培ってきた高い技術力を誇るインキで、生活の中のあらゆる印刷媒体に彩りと機能を付与しています。また、色の専門企業ならではのユニークなツールとして、カラーコミュニケーションアプリ「TUBUCOLOR®(ツブカラ)」、カラーユニバーサルデザイン支援ツール「UDing™(ユーディング)」ならびに「UDing™ディザ」を供給しています。
東洋インキの詳細については、ウェブサイト(www.toyoink.jp;和文・英文)をご覧ください。

  1. TOYO INK、TOYO INKロゴ、Kaleido、Kaleido Plus、広演色、T-Color、TUBUCOLORおよびUDingは、東洋インキSCホールディングス株式会社の商標もしくは登録商標です。
  2. Japan Colorは、一般社団法人日本印刷産業機械工業会の登録商標です。
  3. Adobeは、米国Adobe Systems Incorporated社の登録商標です。

【本件に関するお問い合わせ先】

東洋インキ株式会社
テクニカルソリューションセンター
担当 池田、中西
TEL: 03-3962-2197

【報道・出版関係、その他一般の方々】

東洋インキSCホールディングス株式会社
グループ広報室
担当 渡邊
TEL: 03-3272-5720
以上

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更新日:2017年09月01日