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2016年

トーヨーカラー、CNTナノ分散体を製品化、高漆黒性が求められる市場に展開

2016年1月22日 発表
2016年1月22日 掲載
トーヨーカラー株式会社

トーヨーカラー株式会社(代表取締役社長 境 裕憲、東京都中央区)は、自社で開発・製造しているカーボンナノチューブ(CNT)を、ナノレベルの分散加工技術により安定した品質で製品化することを実現、高い漆黒性が求められる市場分野への展開を開始しました。

カーボンナノチューブ(CNT)は、高い導電性、熱伝導性、光学特性、機械的強度などの優れた特性から、導電材料、帯電防止材料、漆黒材料、構造強化材料などさまざまな分野への応用が強く期待できる材料として注目されています。その一方で、一般的な液体(有機溶剤、水など)や溶融樹脂への分散が非常に困難であり、工業的な展開においては極めて高度な分散技術を要します。トーヨーカラーでは、東洋インキグループがこれまでのインキや塗料の生産で蓄積してきた化学合成技術とナノレベルの分散加工技術により、CNTの分散体を製品化しました。
Figure; If you click here, you can download the original image file (661x526px). トーヨーカラーのCNTを加工応用した漆黒インキ・塗料用分散体「Lionanoc®」は、従来の代表的な黒色顔料であるカーボンブラック(CB)では達成できなかったピュアな黒味を実現します。一般的にCBは、長波長領域における反射率が高いため、やや赤みの黒色を呈しますが、CNTではそのようなことがなく、CBと較べて可視光の全波長において反射率を抑えることができます。CNT分散体がもたらす青みのある高い漆黒性は、自動車、カメラ、家電などの分野における高価格帯商品への展開が期待できます。コンシューマ製品への具体的な例の一つとして、高漆黒インキ・塗料用分散体の応用展開の一つである「メタリック漆黒塗料」では、CNT漆黒塗料と光輝性材料を組み合わせることで漆黒性と光輝性を高いレベルで両立することが可能となり、高級車のボディ塗装などで光が当たったハイライト部分と陰になったシェード部分のコントラストをより際立たせて表現できるようになります。
トーヨーカラーでは、このような漆黒材料に最適な物性を有するCNTを選択的に生産する技術、さらには、さまざまな物性のCNTの各々に適した分散技術を確立しています。

その他、少量添加で高い導電性を付与することができ、かつ樹脂本来の物性や特性を損なわない「CNT高導電インキ・塗料用分散体」や、ごく少ない添加量でプラスチックフィルムや射出成型物などに絶大な低抵抗率を付与する「CNT高導電コンパウンド」など、CNTの特長を十分に活かしつつ、お客様が扱いやすいように分散体やプラスチックコンパウンドの形で提供する各種ソリューションの提案を行ってまいります。
トーヨーカラーは、これらCNTの各種ソリューションをはじめ、ポリマーアロイ型光輝意匠性材料や各種機能性マスターバッチおよびコンパウンド、電子デバイス向け材料などを、2月3日に開催される「東洋インキグループプライベートショウ TIG EXPO 2016」にて材料実物および用途サンプル展示する予定です。

トーヨーカラー株式会社について

トーヨーカラー株式会社は、東洋インキグループの中核事業会社の一つとして、グループの「色材・機能材関連」事業を担い、静岡県富士市、滋賀県守山市、千葉県茂原市および岡山県井原市に生産拠点を有しています。
長年の製品開発を通じて培ってきた高品質・高純度の有機顔料をベースとしたトーヨーカラーの製品は、モノに色を着けるという用途を超え、今やさまざまな物理特性や機能性を有したスペシャリティ素材として、印刷・生活関連用途に留まらず、電子情報媒体やエネルギー関連部材用途など多様な分野で利用されています。
トーヨーカラーの詳細については、ウェブサイト(www.toyo-color.com;和文・英文)をご覧ください。

  1. TOYOCOLOR、TOYOCOLORロゴ、Lionanocは、東洋インキSCホールディングス株式会社の商標もしくは登録商標です。
【本件に関するお問い合わせ先】
トーヨーカラー株式会社
機能材料営業本部 市場開発部
TEL: 03-3272-0956
【報道・出版関係、その他一般の方々】
東洋インキSCホールディングス株式会社
グループ広報室
担当 林、渡邊
TEL: 03-3272-5720
以上

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更新日:2016年01月22日