ページの先頭です。
ページ内移動用のリンクです。

2013年

ライスインキのカーボンオフセットを実施

2013年7月1日 発表

2013年7月1日 掲載

東洋インキ株式会社
東洋インキSCホールディングス株式会社

東洋インキ株式会社(代表取締役社長 山﨑 克己、東京都中央区)は、環境配慮への関心が高いお客様(印刷会社)・クライアント・消費者の方々のニーズに応えるべく、これまで販売してきた「ライスインキ」をこのたび100%カーボンオフセット(カーボンニュートラル)しました。印刷インキのカーボンオフセット実施は、日本初の取り組みです。

東洋インキのライスインキ「TOYO KING NEX® NV100ライス」は、一般的な環境対応型オフセットインキ(植物油インキ)においても10~30%使用されてきた石油系有機溶剤を一切含まず、再生植物油および米ぬか油のみをインキ溶剤として使用しています。
このたび、ライスインキのカーボンフットプリントを定量化し、さらにライスインキの年間総CO2排出量の全量を、国内クレジットを用いてカーボンオフセットしました。このライスインキを印刷に使用することで、印刷物の数%を占める印刷インキ由来のCO2排出量を実質ゼロにすることができ、印刷物のCO2排出量削減に大きく寄与します。
東洋インキグループでは、今後、印刷会社などのお客様を対象とした説明会や勉強会を開催し、印刷物のカーボンフットプリント算出/カーボンオフセット実施を推進していくことで、これまで以上に印刷業界全体でのCO2削減への取り組みに貢献する所存です。

カーボンオフセット済みライスインキ
製品名TOYO KING NEX® NV100ライス
排出権の種類国内クレジット「農業用LED照明器具導入によるCO2削減事業」など
オフセットしたCO2排出量180t-CO2eq/年
オフセットプロバイダー三菱UFJリース株式会社
出荷開始日2013年7月1日(排出権の償却完了日:2013年5月20日)

ライスインキについて

東洋インキは、地球規模での食糧問題やCO2削減・地球温暖化防止などの課題に対して、印刷インキの原材料である大豆油および石油系有機溶剤の、再生植物油や米ぬか油などへの切り替えを推進しています。1990年代より、アロマフリーインキやノンVOCインキ、水性インキ、大豆油インキなど様々な環境調和型印刷インキを市場に送り出してきましたが、2008年には米ぬか油を溶剤成分として用いた「ライスインキ」を開発、上市しました。その後もさらなる環境負荷低減を目指し、2011年にはVOC(揮発性有機化合物)を一切含まない『TOYO KING NEX® NV100ライス』を発売、現在に至っています。
ライスインキで使用している米ぬか油は、その需要の全量を日本国内で調達することができる数少ない植物油です。従来、米ぬか油は、印刷インキの原材料としては不適であるとされてきましたが、東洋インキでは従来原料と同等もしくはそれ以上の性能を維持しながらインキ原料化することに成功しました。海外からの原料輸入に依存する大豆油と比べて、輸送距離(マイレージ)を著しく短縮することでCO2削減を実現するとともに、搾油した後の脱脂ぬかが飼料メーカーにより家畜飼料としてリサイクルされることで、地産・地消による産業経済循環サイクルが形成されます。なお、インキ溶剤として併用される再生植物油についても、主に学校給食などで使用された“使用済み食用油”を回収、再生して用いることで、持続可能社会の実現に大きく貢献しています。
このような取り組みが総合的に評価され、ライスインキは「2011年度グッドデザイン賞特別賞:サステナブルデザイン賞(経済産業大臣賞)」、「第8回エコプロダクツ大賞優秀賞:エコプロダクツ大賞推進協議会会長賞」、および「第21回地球環境大賞:経済産業大臣賞」の3賞を受賞しました。

カーボンオフセットについて

カーボンオフセット(Carbon Offset)とは、経済活動や日常生活などで排出された温室効果ガスを、植林や森林保護、クリーンエネルギー事業など別の活動によって直接的・間接的に吸収しようとする考え方で、国や立場によって様々に定義されています。日本の場合、環境省による定義では、CO2などの温室効果ガスの排出について、まずできるだけ排出量が減るように削減努力を行い、どうしても排出される温室効果ガスについて、排出量に見合った温室効果ガスの削減活動に投資することなどにより、排出される温室効果ガスを埋め合わせる(オフセットする)という考え方です。
実際のカーボンオフセットの手続きでは、CO2を排出する企業が排出量相殺のためにCO2削減活動を行っている企業・団体から「クレジット」というかたちで排出権の購入を行います。このとき、その取引を仲介するのが「カーボンオフセットプロバイダー」であり、クレジット(=排出権)の調達、在庫管理、無効化手続きなどを代行し、証明書を発行します。

Figure; If you click here, you can download the original image file (2848x1602px).

また、カーボンオフセットの取り組みをさらに一歩進めて、今回のライスインキのようにCO2排出量を100%オフセットすることを「カーボンニュートラル」といい、近年海外でも注目されています。

カーボンフットプリントについて

カーボンフットプリントとは、商品やサービスの原材料調達から、廃棄・リサイクルに至るまでのライフサイクル全体を通して排出される温室効果ガスの排出量をCO2重量に換算したものであり、また、その排出量を商品やサービスの外装パッケージなどに分かりやすく表示する(=カーボンラベリング)仕組みも「カーボンフットプリント」(CFP;Carbon Footprint on Products)と呼ばれます。日本では、2009年に経済産業省が「カーボンフットプリント制度試行事業」を実施し、様々な商品やサービスについてCO2排出量の商品種別算定基準を策定、環境負荷の「見える化」を推進してきました。この制度試行事業は2011年度をもって終了し、2012年4月より民間組織である社団法人産業環境管理協会に引き継がれ、現在は「CFPプログラム」として運用されています。
印刷インキは中間財の一つとして2011年3月に基準が公表されており、原材料調達段階(原材料の輸送を含む)から生産段階までがCO2排出量の算定対象となっています(インキ製品の輸送段階や使用段階は含まれません)。
なお、この印刷インキに対する算定基準は2013年8月が使用期限となっており、現在改訂のための準備が進められています。

【本件に関するお問い合わせ先】
(ライスインキ製品に関して)
東洋インキ株式会社
プリンティング事業戦略部プロモーショングループ
担当 高田
TEL:03-3272-5719
 
(東洋インキグループの環境活動に関して)
東洋インキSCホールディングス株式会社
環境安全推進部
担当 内田
TEL 03-3272-0659

【報道・出版関係、その他一般の方々】
東洋インキSCホールディングス株式会社
グループ広報室
担当 渡邊
TEL 03-3272-5720

以上

PDFファイル(PDF:162.7KB)

Get ADOBE READER
PDF形式のファイルをご覧になるには、Adobe Readerが必要です。
Adobe Reader(無料)をダウンロード


更新日:2013年07月01日